さてさて、
新宿HANAZONO ROOMで起こります凄惨な事件の発生まで、残すところ9日と8時間を切りました
お越しくださる名探偵の皆さまのド肝を抜くべく稽古を重ねておりますが、まだちょっと日があるということで、稽古場の雰囲気は、まだ穏やかであります
みなで、今回の会社のホームページにアップする動画を確認している様子をパシャリ
とても和やかな仲間たちに見えます
これから、この笑顔が現れる瞬間がだんだんと減っていき、物語に負けず劣らずの凄惨な現場であるであろうことは、まだ誰も気づいていない様子です
さて、その稽古帰りに、例のお寿司屋さんに、獲物をハンティングしに寄りました(獲物:もちろん半額になった寿司のこと)
閉店30分前
入り口にはもう既に「本日は閉店いたしました」札が貼ってあり、中の店員さんは、残っているお客さんの接客をしつつ、片付けに勤しんでおります
商品ラックをみると、本日は割と在庫アリ
半額になる条件はそろっている、ように見えます
・・てか自分が責任者だったら、このタイミングでプライスダウンをして在庫処分します
が、定額のまんま
いつも半額にしてくださる店長さんらしきアニキは見当たりません
どうやらシフト休とみた
レジには初めて見るオバちゃんが出納作業を行っています
もうすぐだな、と踏み、外に出てタバコをスパスパ吸い、戻ってみますが、未だ定額
あと15分を切りました
ボクもそんなに暇ではありませんし、なかなか値を下げないババア、いえオバちゃん店員さんに、もう定額でいいやと思って商品を差し出します
「900円です」と実に事務的に言われ、お金を出そうとしたのですが、どうも納得がいかず、思わず、
「てか、どういう基準?!」と言い放ってしまいました
ギョっとしたオバさん店員さんに「え?!」と聞き返されて、自分が自制心を失っていたことに気づき、その場から走り去りたい気分になったのですが、そうもいかず、むしろ長年気になっていた疑問を解決することにいたしました
「いつ安くなるのかなあ、と思って」(笑顔も作ってみました)
「そうですねえ・・」
ちょっと考えてしまったオバちゃん店員さんを見て、ひょっとしたら企業秘密なのかな?と思っておりましたところ、彼女は一言
「微妙です」
「・・・え?」
「天候とか、在庫とか、時間とか、売り上げとか・・」
「・・そうですか」
「はい・・あ、900円です」
「あ、はい」
「ありがとうございました」
あれだけ恥をかいたのに結局定価を支払って、得た情報は、彼女にはその決定権がない、ということ
今後も確固たるエビデンスなしに、50/50の賭けで訪れるしかないのだと思い、せめて確率の高い兄貴の日を狙って出没しようと心に決めたのでした