韓国映画「甘いウソ」を観ました(ビデオで)
次世代コメディエンヌと絶賛されたパク・チニさん主演の、恋人も濡れるクリスマスシーズンのロマンティック・コメディなのですが、たまたまビデオ屋さんで韓流コーナーを通りかかったとき、大好きで愛機マックちゃんのデスクトップピクチュアに設定までしておりますチョ・ハンソン君がパッケージに出ておりましたので、衝動借りした作品で、あまり、というか全然期待してなかったのですが、これが予想外に素晴らしい出来でした
何より、主演チニさんが秀逸
得てしてコメディエンヌなんて冠をつけられた日にゃ、コメディエンヌヅラした演技を見せられて、「どう?アタシのコメディエンヌっぷり?抱腹絶倒でしょ?」なんて感想を強いられそうなものですが、チヌさんさにあらず
実にシラリと、素直に与えられた役割を全うしております
冠に偽り無し、です
そしてハンソン君
多分にカメラを意識しすぎる匂いはムンムンなのですが、それを上回る純朴ぶり
ボクが女子でしたら、コロリとこの人と是非とも添い遂げたいと思わせんばかりのハマリ役でした
初恋の人ミヌの気を引くために記憶喪失のフリを続ける”酒乱・不運・男っ気なし”の主人公ジホと、彼女を幼い頃から見つめ続けるドンシク
ミヌを振り向かせるための彼女のウソは雪だるまのように増えていき、彼女を慮るドンシクの苦悩はどんどん膨らんでいく、みたいな話なのですが、ドンシクの、まっすぐにジホだけを愛し続ける姿にただただ感動し、ああ、自分がもし女子だったら、こんな男子に愛されてみたいと想わせるような、愛とはこうあるべきよね?と改めて実感させられる作品でした
一般的に、韓国の方は日本人よりも、愛する相手にまっすぐ直球勝負を挑み、その行方はホームランか三振か?てくらいに熱く接すると言われますが、その熱さにマジ心焦がれますのは、日本にはそんな文化が無いと言うこと以前に、相手を愛しているかということを、どんなに無骨でもいいから真摯に伝えようとする純粋な気持ちがあるからなのだと思います
いくら気恥ずかしくったって、例えその頻度が高くうざうざしく感じたとしても、花束を贈られて嬉しくない人はいませんもの
どんなに公序良俗的にマズいことで、周りの人々に白い目で見られたとしても、電車の中でイチャイチャブチュブチュしたいもの
ちょっと前に見たテレビ番組で、韓国の携帯のには、「恋人とつきあい始めた日から今日が何日目」を表示する機能が標準装備されていて、街行くアッチアチのカップルたちは、自分たちが本日つきあって何日目かを即答できるのだそう
恋愛文化が全く違います
それが良いか悪いか、日本の風土にそぐうかどうかは全く別にして、とにかく、ああ、チュウしたい・・と思わせるような出来でした
エンドロール手前、ドンシクがどれだけジホを愛していたかを表現する感動的なセリフで、ジホの「私、昔アナタのこと好きだったときがあるような気がするわ」というほざきに対して、
「俺はお前のこと好きじゃなかった時のことを思い出せない」
と、澱みなく答えるシーンがあるのですが、ひやあああああん♡と思いつつ、よくよく考えてみますと、この熱い想いって、ストーカーのそれとあんまり変わんねえじゃね?と気づき、ちょっと空恐ろしくなったのですが、それでも、そこだけ愛し愛されるのって、いいよねえ♡ってちょっと思ったのでした
ちなみに、マックちゃんのデスクトップピクチュア
先日、世田谷は尾山台の
オシャレ美容師で見た女性誌に、「いまイケてる韓国俳優たち50選!」みたいなグラビアがあったのですが、そこにはハンソン君が選ばれておりませんでした
ホントふし穴