お友だちの劇作家さん、たけだあきちゃんのユニット
「たけだあき遅刻」の公演、「それで、」を観に行って来ました
今回は、おなじみオカちゃん(岡部たかし)に同じ事務所の安村典久クン、以前共演させていただいたことのある岩谷健司さんが出演されていて、非常に楽しみに下北沢・駅前劇場に向かいました
劇場に入ってまずびっくりしたのは、なんとも贅沢な空間の使い方!
舞台(六畳バストイレ無しのアパート)が客席までしゃしゃり出ているのです
本当だったら観客が座るべき場所を舞台化させているということは、その分本来入ったであろうチケット収入を得ずに、美術・みざんすを優先させたということ
アキちゃんの並々ならぬ意気込みを感じずにはいられません
舞台は40にもなろう男(岩谷さん)が、バイト生活から抜け出すことができずに、年下のバイトの同僚や弟にバカにされつつ、やっぱりそこからはい出すことができない、みたいなお話なのですが、これが実にいいんです
男子のみの登場人物が、ダメダメな人たちのダメダメな日常を表現していくのですが、それはまるで、吉田秋生の「河よりも長くゆるやかに」のよう
「女子の描くリアルな男子像」が、同性の描くものよりも突き放されている感じで、とってもクール
すごく好感が持てました
ボクは割りと育ちの良い人間でしたので、あんなにダメダメな人は周りにおらず、どこか遠い世界のこととして眺めていたのですが、ふと考えてみると、夢に固執して親に金を無心して、みたいなエピソードがいちいちチクチクきて、そのあたりはあまり深く考えないようにして楽しむことに集中致しました
見所はなんといっても、すぐ脱ぐ演出
なかでも岩谷さんのカラダは昔スポーツやってました系の裸体好きにはたまらないと思います
舞台終了後、例によって無理をいってアキちゃんとパシャリしたのですが、どの写真も彼女の掲載許可が下りず、やっとokがでたのがコレ
正直どれも変わんねーんじゃね?と思うのですが、そこはそれ、やはり女子なんだなあと思いかけ、いやそのこだわりがタケダアキなのね、と痛感したのでした