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貢也大全


鈴木コウヤの取扱説明書
by koyasuzuki
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残念質問

「HEROES」第3シーズンを(やっと)見終わりました


とある筋からの「第3シーズンがスゲーおもしろいらしいよ」との情報('09-12/10「欲しいのはもちろんクレアの能力」参照願います)を元に非常につまらなかった第2シーズンをやっとのことで見終わり、第3に手をつけたのですが、なかなかおもしろいと思えることなく、情報発信者に対して「チッ!これでおもしろいなんて、おもしろレベル低!」とゴチて、「あ〜あ、また貴重な人生無駄にしちゃったなあ」と思っておりましたところ、突如おもしろくなってきたのです


第3シーズンにはヴォリューム3「悪人」と4「逃亡者」のふたつのエピソードがあるのですが、おもしろくなってきたのは「逃亡者」に入ってから
はじめは、悪役サイラー(他人の能力の構造を理解し自分の能力にできる)とダンコ(ただの人)の好演がとてもいいエッセンスになって事態を好転させたのかと思っていたのですが、途中で、「あ、ヒロのせいだ・・!」ということに気付きました


ヒロ・・時空を操ることができる日本人(キメ台詞「ヤッター!」でアメリカの子供に人気)なのですが、彼がとあることで能力を失ってしまうのです
ということは、ドラマ自体で「タイムスリップ要素」がなくなる
つまり、これまで「過去に遡って間違いを正す」という目的のために簡単に現在過去未来を行き来していたのですが、現在一本での場面進行となった
これはとても有効でした
ヒロの能力を封じたことでお話がとても整理されたのです



前述「収拾つかず(5/3参照願います)」でも申しましたとおり、ボクはタイムスリップものを容易に受け入れることができるほど単純でおバカではない
お話に生じたひずみ・矛盾を無視して先にすすむことができないのです
もしボクがそんなタイプの人間であったなら、楽しめたに違いありませんもの




ところで、「HEROES」の登場人物相関図はあたかもトランプゲーム「大貧民」におけるカードの力関係のようです
ジョーカーがクレア(死なない人)で2がサイラーだとしますと、ヒロは3が4枚そろうと起こせる「大革命」のようなもの
そのカードが切られた途端、「そりゃねえよ〜」と場の空気をシラケさせますこと必至です
このドラマにおけるヒロとアンドウ(元ただの人)の役割そのものなのです
彼らがコミカルな演技をすればするほどシラケます


もちろん、けっして嫌いなわけではありませんし、同胞として(アンドウは違いますが)頑張ってほしいと思いますが、ヒロが能力を失ってホントよかったと心から思います



ちなみに大貧民
4枚そろえば大革命のルール、「何のカードがそろえばよかったんだっけ? 」と横にいましたドラマーヤマちゃんに聞きましたところ、「あれ?大富豪じゃないの?それ」との返答
地方によって独特のルールがあるとは知っていましたが、ゲームの名称そのものが違うとは驚きでした
そして、「大貧民」を「大富豪」として嗜むとは、静岡県民は前向きで楽天的な人たちだなあと思いました





ちなみにちなみに、今回「HEROES」の悪役の名前の確認のために、「ヒーローズ、シーズン3、あらすじ」のワードでググってみたのですが、検索結果のふたつめに

「誰かヒーローズシーズン3のあらすじ全てを教えてくれる人いませんか? 全ては無理だったら最終的にどうなるか教えてください!」

とのヤフー知恵袋への書き込み記事がヒットいたしました・・
いったいどういった返答を期待した質問なのか、どんな気持ちで記事をアップしたのか、マジで測りかねます






キャスト表にある俳優の表情を模してパシャリ
(口半開きをすると感じがよく出ます)
ネイサン(空が飛べます)風です

残念質問_b0164697_11353472.jpg


そのうち、そのうち、ね
・・頑張れコウヤ
by koyasuzuki | 2010-05-21 11:35 | 映画・アニメ・海外ドラマ
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