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貢也大全


鈴木コウヤの取扱説明書
by koyasuzuki
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タルジャからダンヒへ

「タルジャの春」を見終わりました

タルジャ、33才、負け犬の遠吠え、でした
大好きな随筆家、酒井順子さんの記した清々しい
負け犬、ではなく、なんでしょう、後味悪し

本家酒井さんを血統書付きの由緒正しい負け犬だとすると、
タルジャは雑種
ホントお里が知れる出来
できの悪い「ブリジット・ジョーンズの日記」って感じでした


そもそも、女33才・処女という設定を、
チェリムさんに演じさせるという事がまず無謀でした


可愛くて大好きな女優さんなのですが
(多少お造りが過ぎる感は否めませんけれども)
彼女がうざうざしい

タルジャは恋愛に奥手の女子のうえ儒教精神が色濃く、
結婚前の性交に非常に罪罰感を感じているのですが、
そんな女があんな化粧が濃く、爪は黒
見ている内にこちらが嫌悪感を感じてきます
髪もたわしだし

だいたい韓国女性は、
寝床に入る時にも化粧を落とさない文化なのでしょうか
キーセン文化ですから、男子の前ではいっさい素顔を
見せないというの判りますが、
こちとら日本男子です
非常に違和感を感じます


ふう・・・すこしスッキリいたしました


それでもそこは韓流パワー、
ただでは終わりません


タルジャが取引先のオム社長との不倫騒動の末
顧客管理室に左遷させられるのですが、
そこのチーフ、そう、「魔女(カガメル)」の登場する辺りから
物語は非常におもしろくなります
年下のイケメン男子との交際を
二人の家族が大反対をするくだりで最高潮を迎え、
ああ、あきらめないで良かったという気になりました


しかし、終盤、またつまらないエピソードが続き、
なんとも尻つぼみな感じでジ・エンド


まるで湿気たパンに挟まれた瑞々しい野菜のサンドイッチ
非常に残念な味でした



何でしょう、少し前の日本のドラマの
トレンディドラマの功罪と同じような現象なのでしょうか
テンポも悪く、厚みが全く感じられませんでした
非常に消化不良



次こそはと「スマイル・アゲイン」を見始めて気づきました
(はい、懲りてません)


タルジャは、妄想癖があり、それを視聴者にいちいち見せ、
惑わせるような姑息な事をするのですが、
(アリーマイラブで多用されていたフラッシュバック方式)
あまりにご都合主義過ぎて、
後半は、「ああ、こりゃ妄想ね・・・ほら、やっぱり」と辟易し、
同時に読書してしまったくらいですが、
「スマイル・アゲイン」ではそんな無駄がない
「妄想?」と思わせたものが現実として物語が進む
「ええ?!ホントに自転車のブレーキ切ったんだ」
展開が早く、1年なんて5分です
まばたきなんてしている暇がない


そう!
これぞ韓流!


現在3話進行中ですが、
このまま期待を裏切ることなく進んでいってもらいたいものです



ちなみに、
「タルジャ」には魅力的な登場人物はあまりいなかったのですが、
そんな中でも異彩を放っていたのが、
前述、カガメル(カン・チーフ)
タルジャからダンヒへ_b0164697_10323952.jpg

「オ・マル・ジャ、ッシー」
(コールセンター勤務経験アリの方だったら抱腹絶倒の回)
と、
オム社長の元妻
タルジャからダンヒへ_b0164697_10345270.jpg

これはタルジャの妄想(アリー方式ですね)
ホントはこの女、もっと狡猾に振る舞います
秀逸です
by koyasuzuki | 2009-06-10 10:35 | 韓流
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